当社は、昭和元年の創業以来ドアをはじめとする建具ひとすじに事業を進めてまいりました。ひとつひとつの建築物に真摯に向き合い、社員や拠点も増え、2020年には新社屋が完成し、新たなショールームもオープンしました。そして皆さまのご愛顧に支えられ、2026年には創業100周年を迎えます。
一方、少子高齢化に伴う新築着工数の大幅な減少とともに、社会全体の風潮としても大量生産・大量消費を前提としていた時代から、日本人が元来美徳としてきた「ものを大切にする」時代へとシフトし、社会全体が持続可能性(サスティナビリティ)が高いものづくりを重要視するようになっています。
そのような環境のなかで、当社では「新築着工数が増えること」を前提としていた既存事業からの転換を図るため、ひとりひとりの住まい手にしっかりと向かい、長く使える上質なプロダクトをお届けするプレミアムブランドを立ち上げました。
それが、志を同じくする専業メーカー4社との共同ブランド「Aria & Aura」です。
https://aria-aura.jp/
これまでドアを中心として「建具」を提供してきた当社ですが、Aria & Auraでは他社とのコラボレーションにより、キッチンやサッシ、パーテーション、ストレージなど「造作家具」まで領域を拡げています。
建具や造作家具は、ソファやテーブル、チェアなどのいわゆる「置き家具」とは異なり、すぐに取り替えることのできない「建築の一部」です。より長い時をともに過ごす存在でもあり、インテリアとしても非常に重要な役割を持っています。住空間に合わせてインテリアや置き家具を「選ぶ」ように、建具や造作家具も自分のセンスや価値観を表現するために「選ぶ」。私たちはより多くの方々にその選択肢を知っていただくために、当ブランドを通じて、メッセージを発信しつづけていこうと考えています。