FURNITECTUREとともに、新たな100年へ。

代表取締役社長 河井 頼継

創業以来の大きな挑戦

当社は、昭和元年の創業以来ドアをはじめとする建具ひとすじに事業を進めてまいりました。ひとつひとつの建築物に真摯に向き合い、社員や拠点も増え、2020年には新社屋が完成し、新たなショールームもオープンしました。そして皆さまのご愛顧に支えられ、2025年には創業100周年を迎えます。

一方、少子高齢化に伴う新築着工数の大幅な減少とともに、社会全体の風潮としても大量生産・大量消費を前提としていた時代から、日本人が元来美徳としてきた「ものを大切にする」時代へとシフトし、社会全体が持続可能性(サスティナビリティ)が高いものづくりを重要視するようになっています。

そのような環境のなかで、当社では「新築着工数が増えること」を前提としていた既存事業からの転換を図るため、ひとりひとりの住まい手にしっかりと向かい、長く使える上質なプロダクトをお届けするプレミアムブランドを立ち上げました。

それが、志を同じくする専業メーカー6社との共同ブランド「Aria & Aura」です。
https://aria-aura.jp/

これまでドアを中心として「建具」を提供してきた当社ですが、Aria & Auraでは他社とのコラボレーションにより、キッチンやサッシ、パーテーション、ストレージなど「造作家具」まで領域を拡げています。

建具や造作家具は、ソファやテーブル、チェアなどのいわゆる「置き家具」とは異なり、すぐに取り替えることのできない「建築の一部」です。より長い時をともに過ごす存在でもあり、インテリアとしても非常に重要な役割を持っています。住空間に合わせてインテリアや置き家具を「選ぶ」ように、建具や造作家具も自分のセンスや価値観を表現するために「選ぶ」。私たちはより多くの方々にその選択肢を知っていただくために、当ブランドを通じて、メッセージを発信しつづけていこうと考えています。

創業以来の大きな挑戦

Furniture×Architecture = FURNITECTURE

いままで存在しなかった新しいカテゴリー「建具+造作家具」に付加価値を与える「挑戦」。私たちはこの挑戦をAria & Auraブランドだけにとどめず、ウッドワークス全社そしてパートナー様、クライアント様、そしてコミュニティ全体へと拡げていくために、このカテゴリーに「名前」をつけました。

FURNITECTURE

それは「FURNITECTURE」(ファニテクチャー)。

「住空間や建築(ARCHITECTURE)をより豊かなものへと変えるデザイン性と自由度を持ち、時とともに美しく変化する建具・造作家具(FURNITURE)」を意味する造語です。この言葉には「置き家具のように、建具や造作家具も、建築家や住まい手の感性に応えられる存在でありたい」という想いを込めています。

私たちウッドワークスは「木と生き、木を想う」会社です。

あるがまま無垢の大自然で100年余りの樹齢を重ねた木々が、皆さまの住まいに新たに息づき、さらにもう100年間時を超えて永く愛される。そのようなファニテクチャーを生み出せるよう、日進月歩、年輪を刻むようにさらなる挑戦を続けてまいります。